初心者の為の盆栽入門について
「盆栽」とは、自然界の雄大な景観を、小さな栽盆の内部に創り上げる“アート作品”と言えます。
絵画や彫刻等の静的なアートとは違って、季節の変動を感受盆栽は、自然界が創造変化の美しさや、
生命の壮大な鼓動を心取得する事ができます。
世界的にも、「盆栽＝BONSAI」は相当評価が高く、アメリカ合衆国やフランス、スペインでは、盆栽の専門雑誌もあり、
なかには数万部を発行しているものもあるのです。
また、イタリアでは、盆栽のミュージアムや、盆栽の事を学べる専属の大学まであります。
わが国の盆栽店しかし、海外から購買要望の連絡が入るほどです。
盆栽には、「うまく育てられない」「お年寄りや裕福な人の趣味」といった印象をもつ人もいるようですが、
このごろでは、若者の中にも、20cmぐらいの「小品盆栽」や10cmくらいの「ミニ盆栽」を収集人も増進してきているようです。
盆栽の基本型の「盆景」の出現地はチャイナです。チャイナでは、盆景が唐の時世から行なわれていました。
日本にその盆景が伝わったのは、平安の事です。盆景は、貴族的な趣味として、武家や公家をコアに親しまれました。
「盆栽」と呼ばれるようになったのは、江戸期の事です。
その後、盆栽は進展して日本独自のカルチャーとなり現代では“日本のトラディショナルカルチャー”として世界的に高い評価を受けています。
盆栽愛好家のセレブには、三菱財閥2代目総帥の「岩崎弥之助」、「伊藤博文」や「吉田茂」、
「鳩山一郎」等の歴代内閣総理大臣、プロゴルファーの「ジャンボ尾崎」、プロ野球選手の「イチロー」等です。