盆栽の作業について

「植え替え」は、盆栽の成長に必要な作業です。

植え替えをしないでそのままにしておくと、植木鉢の中は根でいっぱいになってしまい、

水がうまく通らなくなってしまいます。

植え替えは、2〜3年に1回は実行しましょう。しかし、それほど実施する事のない作業だから、毎年植え替えても有益なでしょう。

植え替えを実施と、外側から見る事ができない“根”を見る事ができ、盆栽の状態を理解できます。

また、植木鉢を替える事で盆栽への愛着が深まる事もあります。

なお、樹種によって植え替えの適期があるので、盆栽を買ったショップに聞くか、専門雑誌やインターネット等で調査ましょう。

「剪定」とは、伸び過ぎたものを切る事で、綺麗なスタイルに整備作業です。

また、葉の量を減らして、通気や日当たりを良くしている為や、枝を切り詰める事で、次の年花を開花る等の目的もあります。

剪定のポイントは、大幅になり過ぎた葉っぱや伸び過ぎた枝を、こまめに切ってあげる事です。

しかし、それほど触り過ぎてもいけません。

人が動物等を触り過ぎると、心労を感じて弱ってしまうのと同等のように、盆栽もそれと同等だからです。

「針金かけ」は、針金を盆栽にかける事で、自然界の壮大ないでたちを小さな鉢の上で表現したり、

外観の美しさを整理たりしている為に行います。

盆栽のビギナーのなかには、針金かけの仕方ばかりに気を取られている人もいますが、

一番大切なのは、しっかりと盆栽を育ててあげる事です。

水やりや肥料、枝切り等が存分にできていないのに、針金かけばかりに集中するのは間違いです。

大切なのは、盆栽を枯らしてしまわないように、健康に育てる事を学びましょう。