肥料と病気・害虫対策について

盆栽は狭小鉢の中で成育するので、光合成によって獲得られる水や栄養分のみでは存分に育つ事ができません。

人間と同じに、栄養分を外から取り入れるニーズがあるのです。

すなわち、盆栽には「肥料」が必要不可欠なのです。

草木に施す肥料には液体のものと、固形のものがありますが、盆栽には標準的に、「置肥」という固形肥料を用いします。

置肥は水をかけると溶け出すので、穏やかな効き目をキープし、1度与えれば2〜3ヶ月程度持ちます。

施すころあいは、栄養分が不足しやすくなる3月〜7月頃と、冬を越す為のパワーを備える9月〜11月頃が有効なでしょう。

盛夏の高温の時期や、成長がストップする真冬のシーズンに施すと、草木に負担がかかってしまうので、肥料は取っておきましょう。

病気対応策には、人間と同じに「基礎体力をつける事」と「快適で衛生的な生活状態」が必要です。

すなわち、盆栽自身に耐力があれば、病気にかかる事は大半ありません。

それでも病気になってしまったら、早々に見付ける事が重要です。

その為、病気を見付けたら、殺菌等で早くに対処しよう。

オススメなのは、希釈済みのハンドスプレー形式の殺菌を利用していると容易で便利です。

病気よりも注意しなければならないのが「害虫」です。

病気と違って、草木の力のみで対峙しているのは困難です。

その為、防虫剤を活用して防備したり、早めに害虫を見付けして殺虫したりしているニーズがあります。

とくに注意の必要なのが春〜夏の時期です。